奨学金の返済を早く終わらせる方法【繰上返済・減額のコツ】

家計管理

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奨学金の返済は社会人になってからの大きな固定費です。しかし、繰上返済を活用すれば利息を減らし、返済期間を短縮できます。

この記事では、奨学金の種類・返済方法・繰上返済の手順・返済が困難な場合の制度を解説します。

奨学金の種類

JASSOの奨学金には主に3つの種類があります。

種類 利息 返済 特徴
第一種 なし(無利子) 必要 成績基準・家計基準あり
第二種 あり(最大年3.0%) 必要 第一種より基準が緩い。在学中は無利息
給付型 なし 不要 返済不要。世帯収入基準を満たす必要あり

第二種奨学金は利息がかかるため、繰上返済のメリットが大きいです。

返済方法

方式 特徴 対象
定額返還方式 毎月一定額を返済 第一種・第二種
所得連動返還方式 前年の所得に応じて返済額が変動 第一種のみ(2017年4月以降採用者)

所得連動返還方式は、所得が低い時期は返済額が少なくなるため、収入が安定するまでの負担を抑えられます。最低返還月額は2,000円です。

繰上返済で利息を減らす

第二種奨学金は利息がかかるため、繰上返済で早期に完済すると利息の節約になります。

●繰上返済のメリット

早期返済した分の利息がかからない
→繰上返済した期間分の利息は発生しません。返済額が多いほど、節約できる利息も大きくなります。手数料は無料です。

●繰上返済の手順

ステップ1:スカラネット・パーソナルにログインする
→JASSOのオンラインサービス「スカラネット・パーソナル」から手続きできます。

ステップ2:繰上返還を申し込む
→全額返済または一部繰上返済を選択できます。一部繰上の場合は、金額を指定するか、繰り上げる期間を指定して申し込みます。

ステップ3:登録口座から引き落とされる
→申し込み後、登録されている口座から引き落とされます。

●繰上返済のコツ

ボーナス時にまとまった金額を繰上返済する
→毎月の返済に加えて、ボーナス時に余裕がある分だけ繰上返済すると、返済期間を着実に短縮できます。

第一種(無利子)は急がなくてよい
→第一種奨学金は利息がないため、繰上返済しても利息の節約効果はありません。余裕資金はNISAなどの投資に回した方が効率的な場合もあります。

返済が困難な場合の制度

病気・失業・収入減少などで返済が困難になった場合、以下の制度を利用できます。

制度 内容 期間
減額返還 月々の返済額を1/4・1/3・1/2・2/3の4段階から選んで減額(返済期間は延長) 最長15年
返還期限猶予 返済を一時的に停止 最長10年(災害・病気等は制限なし)

滞納する前に申請することが重要
→滞納が続くと延滞金が発生し、信用情報にも影響します。返済が厳しいと感じたら、滞納する前にJASSOに相談しましょう。スカラネット・パーソナルまたは郵送で申請できます。

給与天引き返済(団体扱い)の活用

勤務先が日本学生支援機構と「団体扱い契約」を結んでいる場合、給与天引きで返済できる方式が利用できます。返済管理の手間がなくなり、口座残高不足による延滞リスクも防げます。

●仕組み

勤務先が代行で機構に返済を行い、給与から自動で天引きされる仕組み。年に1度の更新確認以外は手続き不要です。

●利用するには

勤務先の人事・総務担当に「日本学生支援機構の団体扱い契約があるか」を確認します。契約があれば申込書類を提出するだけで利用開始できます。

●注意点

中小企業や個人事業主では団体扱い契約がないケースが多いため、その場合は通常の口座振替で対応します。転職時には新しい勤務先で契約状況を再確認しましょう。

繰上返済とNISA投資のバランス

余剰資金を「繰上返済」と「NISA投資」のどちらに使うかは、奨学金の利率と投資の期待リターンを比較して判断します。

利率 繰上返済の効果 判断の目安
無利子(第一種) 利息軽減効果なし NISA投資を優先
0.3%以下 節減効果は小 NISA投資を優先しやすい
0.5〜1.0% 節減効果は中程度 状況・性格により判断
2.0%以上 節減効果は大 繰上返済を優先

新NISAの長期インデックス投資は年率4〜7%程度のリターンが期待できるため、奨学金の利率が低い場合は「投資に回した方が手元に多く残る」ケースが一般的です。ただし投資にはリスクが伴うため、心理的負担が大きい場合は繰上返済を優先するのも合理的な選択です。

まとめ

奨学金の返済は長期間にわたりますが、繰上返済や制度の活用で負担を軽減できます。

この記事のまとめ

  • 第二種(有利子)の繰上返済は利息節約に効果的。手数料は無料
  • 第一種(無利子)は繰上返済を急がなくてよい
  • スカラネット・パーソナルからオンラインで繰上返済を申し込める
  • 返済が困難な場合は減額返還(最長15年)・返還期限猶予(最長10年)が使える
  • 滞納する前にJASSOに相談することが大切

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