スマホ決済はどれも同じに見えて、実は還元の仕組みが結構違います。
「au PAYと楽天ペイ、結局どっちを使えばいいの?」と迷う方も多いはずです。
au経済圏を使っているならau PAY、楽天カードや楽天市場をよく使うなら楽天ペイが向いています。
還元率・使えるお店・キャンペーンの違いを整理しました。
au PAYと楽天ペイの基本を比較
まず基本スペックを比較しました。
| 項目 | au PAY | 楽天ペイ |
|---|---|---|
| 基本還元率 | 0.5%(Pontaポイント) | 1.0%(楽天ポイント) |
| チャージ方法 | au PAYカード・銀行口座など | 楽天カード・楽天キャッシュなど |
| ポイント経済圏 | Pontaポイント(au・ローソン系) | 楽天ポイント(楽天市場系) |
基本還元率だけを見ると楽天ペイが高く見えます。
ただし、チャージ元やキャンペーンの組み合わせしだいで実際の還元率は変わってきます。
還元率の仕組みが違う
どちらも「基本還元率」だけでは実際のお得さは測れません。
●au PAYは0.5%が基本
au PAY単体の還元率は0.5%です。
au PAYカードでチャージすれば、カード側の還元と合わせて実質1.0%程度になる仕組みです。
逆に、銀行口座から直接チャージした場合は0.5%のままなので、チャージ方法しだいで還元率が2倍近く変わります。
●楽天ペイは1.0%が基本
楽天ペイの基本還元率は1.0%です。
以前は楽天カード払いとの組み合わせで最大1.5%まで上がる時期もありましたが、2026年3月の見直しで上限は1.0%に整理されました。
●月3万円使うと年間でどれくらい差が出るか
月3万円を決済した場合の還元額を比較しました。
| 項目 | au PAY(銀行チャージ) | 楽天ペイ |
|---|---|---|
| 還元率 | 0.5% | 1.0% |
| 月の還元額 | 150円相当 | 300円相当 |
| 年間の還元額 | 1,800円相当 | 3,600円相当 |
銀行チャージのままだとau PAYの方が少なくなりますが、au PAYカードでチャージすればこの差はほぼ解消できます。
使えるお店の範囲
意外と知られていませんが、au PAYは楽天ペイの加盟店でも支払いに使えます。
- セブン‐イレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- マツモトキヨシ
加盟店ネットワークが相互に重なっているので、対応店舗の広さだけで選ぶ必要はあまりありません。
どちらも、以下のような主要なお店で広く使えます。
普段使っているポイント経済圏との相性で選ぶ方が実用的です。
キャンペーンの傾向
日常の還元率は横並びに近いため、キャンペーンの内容で差がつきやすくなります。
●au PAYは特定店舗のPonta還元が多い
au PAYは、アパレルや飲食店など特定チェーンとのタイアップキャンペーンが多い傾向があります。
期間中は還元率が最大10%程度まで上がることもあります。
●楽天ペイは曜日限定キャンペーンが多い
楽天ペイは、特定の曜日に対象サイト・店舗を利用すると還元率が上がる「曜日限定型」のキャンペーンが目立ちます。
楽天市場のセール時期と合わせて活用すると効果的です。
ポイントの使い道の広さ
貯めたポイントをどれだけ使いやすいかも、選ぶときの判断材料になります。
●Pontaポイントはローソン・au関連が中心
Pontaポイントは、au PAY残高への交換や、ローソンをはじめとする加盟店での利用が中心です。
au経済圏の中で完結させたい人には使いやすい設計です。
●楽天ポイントは楽天市場を中心に交換先が多い
楽天ポイントは、楽天市場でのお買い物のほか、楽天ペイ残高、楽天証券のポイント投資など、使い道の選択肢が多いのが特徴です。
普段から楽天のサービスを複数使っている人ほど、貯めたポイントを無駄なく使い切りやすくなります。
●au PAYは払込票もアプリで支払える
au PAYには、電気・水道・住民税などの払込票をアプリでバーコード読み取りして、au PAY残高から支払える「請求書払い」があります。
ポイントの直接還元はありませんが、対象の支払いは毎月5・8・15・25日の抽選イベントの対象になり、当たればPontaポイントが受け取れます。
●楽天ペイはSuicaへのチャージにも使える
楽天ペイアプリからは、モバイルSuicaへ直接チャージできます。
楽天カードからのチャージなら0.5%、貯まった楽天ポイントからのチャージも可能で、1回の上限は20,000円です。
交通系ICカードと連携させたい人には便利な機能です。
送金・セキュリティ機能の違い
友達との割り勘や、いざというときの補償にも違いがあります。
●個人間送金の仕組みが違う
au PAYは、送金する側が本人名義のauじぶん銀行口座を持っている必要があります。
送金の上限は1回5万円・月5万円で、受け取る側は口座を持っていなくても受け取れます。
楽天ペイは、チャージ済みの残高を他の楽天ペイユーザーへ直接送金できる仕組みです。
●割り勘は「依頼URL」か「個別送金」か
au PAYは1回の操作で複数人に一括送金できませんが、支払い依頼のURLを作成して相手に送る機能で割り勘に対応できます。
楽天ペイは、個別に送金を繰り返すシンプルな形です。
●不正利用はどちらも原則全額補償
au PAYは2019年11月から、不正利用の被害を原則全額補償する制度を導入しています。
ただし補償には審査があり、申告の日から90日より前の利用は対象外になる点に注意が必要です。
楽天ペイも、利用者に重大な過失がなく、運営会社と警察に届け出れば原則全額補償される仕組みです。
どちらが向いているか
基本還元率だけで見ると楽天ペイに分がありますが、選び方は経済圏で決めるのが合理的です。
●au PAYが向いている人
au回線を使っている人、Pontaポイントを貯めている人、ローソンをよく利用する人に向いています。
●楽天ペイが向いている人
楽天カード・楽天市場・楽天銀行などを既に使っている人に向いています。
基本還元率の高さをそのまま活かせます。
まとめ
この記事のまとめ
- 基本還元率はau PAYが0.5%、楽天ペイが1.0%
- au PAYカードでのチャージなら実質1.0%程度まで上がる
- キャンペーンはau PAYが特定店舗連動型、楽天ペイが曜日限定型
- au PAYの個人間送金は1回・月ともに5万円が上限
- 不正利用の被害はどちらも原則全額補償される制度がある
- 選び方は還元率よりも普段使っているポイント経済圏で決めるのが合理的
還元率だけを追いかけるより、普段の生活とポイントの流れが合っている方を選ぶほうが長く続きます。
まずは今使っているクレジットカードやポイントカードとの相性から選んでみてください。
スマホ決済4社をまとめて比較したい方はスマホ決済4社比較、d払いとの比較はd払いとau PAYの比較も合わせてご覧ください。

