Suicaのオートチャージが使える定番の2枚、JALカードSuicaとビューカード スタンダード。
年会費の差だけで選ぶと「何が貯まるのか」の違いを見落としやすく、迷う方も多いはずです。
貯まるポイントの違いと年会費の損益分岐を、公式情報の数値で比較しました。
読み終える頃には、自分に合う1枚が見つかります。
一番の違いは「貯まるもの」
先に、貯まるものと使い道を表にまとめました。
| 項目 | JALカードSuica(普通カード) | ビューカード スタンダード |
|---|---|---|
| 通常のお買い物 | 200円で1マイル | 1,000円で5ポイント(JRE POINT) |
| JR東日本の利用・Suicaチャージ | JRE POINT | JRE POINT |
| JRE POINTのマイル交換 | できる(本会員のみ) | できない |
貯まるものの違いは、そのままマイルを狙えるかどうかの違いです。
年会費よりも先に、この違いを押さえておくと選びやすくなります。
●JALカードSuicaはマイルとJRE POINTの両方が貯まる
JR東日本でのご利用分(Suicaチャージ・えきねっと・みどりの窓口など)は、JRE POINTとして積算されます。
それ以外のお買い物は、ショッピングマイルとして200円につき1マイルが貯まります。
Suicaチャージはショッピングマイルの対象外なので、マイルは貯まりません。
●ビューカード スタンダードはJRE POINTに一本化
貯まるのはJRE POINTだけで、通常のお買い物は1,000円につき5ポイントです。
貯まったポイントは1ポイント=1円相当として、Suicaにチャージして使えます。
●決め手はJRE POINTをJALマイルにできるか
JRE POINTをJALマイルに交換できるのは、JALカードSuicaを持っている方に限られます。
ビューカード スタンダードだけでは、マイルへの交換メニューは使えません。
年会費は何をいくら使えば回収できる?
2年目以降の年会費は、JALカードSuicaが2,200円、ビューカード スタンダードが524円です。
カードごとに、年会費分を取り返すのに必要な使い方を試算しました。
●年会費を取り返す方法はカードごとに違う
ビューカード スタンダードは、カードを使うことで年会費を取り返す形です。
JALカードSuicaは、カードを使うことに加えて、飛行機に乗ることでも取り返せます。
ポイントやマイルが貯まる場面ごとに、年会費の回収に必要な使い方を表にまとめました。
| 貯まる場面 | ビューカード スタンダード(年会費524円) | JALカードSuica(年会費2,200円) |
|---|---|---|
| モバイルSuicaのチャージ | 年約3万5,000円(月約2,900円)で回収 | 年約14万7,000円(月約1万2,200円)で回収 |
| 通常のお買い物 | 還元0.5%(1,000円で5ポイント)。年約10万5,000円(月約8,700円)で回収 | 200円で1マイル。必要額は1マイルの価値次第 |
| JAL便の搭乗 | なし | 毎年の初回搭乗で1,000マイル(搭乗ボーナス) |
●還元率の共通点と違い
モバイルSuicaのチャージ還元は、ビューカード スタンダードもJALカードSuicaも1.5%で共通です。
一方、通常のお買い物の還元は、カードごとに異なります。
ビューカード スタンダードは1,000円で5ポイント、JALカードSuicaは200円で1マイルが貯まる仕組みです。
●ビューカード スタンダードはチャージが決め手
ビューカード スタンダードは、チャージが中心なら、月約2,900円で年会費に届きます。
●JALカードSuicaは搭乗ボーナスが決め手
JALカードSuicaは、搭乗ボーナスがある分、お買い物の必要額を抑えられます。
搭乗ボーナスの対象は、JMBマイルが積算される運賃でJALグループ便に乗ったときです。
Suicaチャージ・定期券・保険の違い
Suicaまわりの機能はほぼ共通で、違いが出るのは定期券の扱いと旅行傷害保険の付き方です。
●チャージの還元率とオートチャージは共通
モバイルSuicaへのチャージは、手動でもオートチャージでも1.5%のJRE POINTが貯まります。
Suicaのオートチャージは、どちらのカードでも設定できます。
モバイルSuica定期券の購入は、購入時の2%とカード決済分の3%を合わせた5%還元です。
●JALカードSuicaはカード型だと定期券にならない
JALカードSuicaそのもの(カード型)は、Suica定期券としては使えません。
定期券を使う場合は、JALカードSuicaをモバイルSuicaに登録して購入する形です。
交通系ICカードそのものの違いは、Suica・PASMO・ICOCAの比較記事で整理しています。
●旅行傷害保険は付き方が違う
JALカードSuica(普通カード)は、国内・海外とも傷害死亡・後遺障害が最高1,000万円です。
旅行のたびの手続きは要らず、航空券をカードで買っていなくても対象になります。
ビューカード スタンダードは、国内が最高1,000万円、海外が最高500万円です。
きっぷや旅行商品をビューカードで購入したときに対象になる、利用付帯の保険です。
JALカードSuicaとビューカードが向いている人
選ぶ基準は、飛行機に年何回乗るかと、JR東日本をどれだけ使うかの2点です。
●JALカードSuicaが向いている人
年に1回以上、JAL便に乗る予定がある方に向いています。
毎年の初回搭乗で1,000マイルがもらえるため、お買い物と合わせて年会費2,200円を取り返しやすい構図です。
●ビューカード スタンダードが向いている人
JR東日本の移動やSuicaチャージが中心で、飛行機に乗る機会が少ない方に向いています。
年会費は524円と低く、モバイルSuicaチャージの1.5%はJALカードSuicaと同じです。
月平均3,000円以上(年36,000円以上)のチャージがあれば、年会費を上回るポイントが貯まるのが目安です。
この記事のまとめ
- 最大の違いは貯まるもので、JALカードSuicaはマイルとJRE POINT、ビューカードはJRE POINTのみ
- ビューカード スタンダードだけではJRE POINTをJALマイルに交換できない
- ビューカードの年会費524円は、モバイルSuicaのチャージ月約2,900円で回収できる
- JALカードSuicaは、お買い物のマイルに加えて、年1回の搭乗ボーナス1,000マイルでも年会費を回収できる
- チャージ1.5%還元・定期券5%還元・オートチャージは2枚とも共通
まずは、今年JAL便に乗る予定があるかどうかを思い浮かべるところから始めてみてください。
ビューカード3種の比較はSuica系クレカ比較、ANAとの違いはANA・JALのマイルカード比較も合わせてご覧ください。


