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全国どこでも使えるゆうちょ銀行と、金利やポイントの優遇に強い楽天銀行。
どちらも人気の口座だけに、いざ1つに絞ろうとすると「結局どっちを使えばいいの?」と迷う方も多いはずです。
窓口や郵便局を普段からよく使うならゆうちょ銀行、金利や手数料の優遇を積極的に活用したいなら楽天銀行が向いています。
金利・手数料・使える場所・安全性の4つの軸で比較しました。
【早見表】ゆうちょ銀行と楽天銀行を比較
まずは主な違いを一覧で整理します。
| 項目 | ゆうちょ銀行 | 楽天銀行 |
|---|---|---|
| 普通預金金利 | 年0.4% | 年0.40%〜最大年0.74%(条件達成時) |
| 他行あて振込手数料 | 165円(ゆうちょダイレクト利用時) | 145円(条件達成で月3回まで無料) |
| ATM手数料 | 郵便局・ゆうちょ銀行のATMは無料 | コンビニ220〜275円(条件達成で月最大7回無料) |
| 店舗・ATM網 | 全国約24,000拠点・ATM約32,000台 | 店舗なし・コンビニATM中心 |
| 預入上限 | 通常貯金と定期性貯金あわせて最大2,600万円 | 上限なし |
金利や手数料の優遇は楽天銀行がやや細かく設計されている一方、店舗・ATM網の広さはゆうちょ銀行が圧倒的です。
次の章から、それぞれの項目を詳しく見ていきます。
金利を比較する|普通預金の年利
●ゆうちょ銀行の金利
ゆうちょ銀行の通常貯金金利は、段階的な引き上げが続いています。
0.1%だった金利は2025年3月に0.2%、2026年2月に0.3%と上がりました。
2026年8月10日からは年0.4%(税引前)になっています。
●楽天銀行の金利
楽天銀行の普通預金金利は基本が年0.40%です。
楽天カードの引落し口座に設定したり、楽天証券とマネーブリッジで連携したりすると、普通預金金利が段階的に優遇されます。
条件をすべて満たすと、最大年0.74%まで上がります(2026年8月時点)。
何もしなければ両行の金利はほぼ同水準です。
楽天銀行は自分で条件を整えるほど有利になる仕組みになっています。
一方のゆうちょ銀行は、特別な手続きをしなくても全国一律で同じ金利が適用されるわかりやすさが強みです。
手数料を比較する|振込とATM
振込・ATM手数料をまとめると、以下のとおりです。
| 項目 | ゆうちょ銀行 | 楽天銀行 |
|---|---|---|
| 他行あて振込手数料 | 165円 | 145円 |
| ATM手数料 | 無料(硬貨の取り扱いを除く) | 220〜275円 |
●ゆうちょ銀行の振込手数料とATM手数料
ゆうちょ口座同士の送金は、ゆうちょダイレクトや通帳アプリからなら月5回まで無料です。
ATMは、郵便局やゆうちょ銀行に設置されたものなら時間帯を問わず無料です。
●楽天銀行の振込手数料とATM手数料
振込もATMも、ハッピープログラムに登録するとお得になります。
給与や年金の受取口座に指定すると振込が月3回まで無料に、ATMはランクが上がると月最大7回まで無料になります。
ゆうちょ銀行は自行のATM網が広い分、そもそも手数料がかかる場面が少なくなっています。
楽天銀行はコンビニATMが中心なので、ハッピープログラムの無料回数をどれだけ使い切れるかがポイントです。
●ハッピープログラムはエントリーだけなら無料
楽天銀行のハッピープログラムは、口座を持っていれば誰でも無料でエントリーできます。
給与・年金の受け取りや、口座振替の利用件数が多いほどランクが上がり、ATM・振込手数料の無料回数が増えていく仕組みです。
エントリーを忘れると優遇が受けられないままになるので、口座開設と同時に済ませておくと取りこぼしがありません。
使える場所の広さを比較する
●ゆうちょ銀行の店舗・ATM網
ゆうちょ銀行は、全国約24,000の郵便局・直営店とATM約32,000台という圧倒的なネットワークを持っています。
都市部だけでなく、地方や郊外でも同じように使える安心感があります。
●楽天銀行の店舗・ATM網
楽天銀行は実店舗を持たないネット銀行です。
日常の入出金はセブン銀行やイオン銀行などのコンビニATMが中心で、口座開設から普段の手続きまでスマホで完結します。
窓口で相談しながら手続きしたい人はゆうちょ銀行、外出先でもスマホで済ませたい人は楽天銀行が使いやすいでしょう。
安全性を比較する|預入限度額とペイオフ
預入限度額とペイオフの扱いをまとめると、以下のとおりです。
| 項目 | ゆうちょ銀行 | 楽天銀行 |
|---|---|---|
| 預入上限 | 通常貯金・定期性貯金あわせて最大2,600万円 | 上限なし |
| ペイオフの保護額 | 元本1,000万円+利息 | 元本1,000万円+利息 |
預入できる金額に上限があるのはゆうちょ銀行だけで、上限を超えた分は利息のつかない振替口座で管理されます。
一方、金融機関が破綻したときに保護される金額は、両行とも共通です。
●ペイオフ(預金保険)で守られる金額は同じ
預入限度額と混同されやすいのが、この保護される金額です。
1,000万円を超える資金を預けたい場合は、片方の口座に集中させず、複数の金融機関へ分散しておくと安心です。
●ゆうちょ銀行には財形貯蓄の別枠もある
ゆうちょ銀行には、財形貯蓄(財産形成貯金)という別枠もあります。
通常貯金・定期性貯金の1,300万円とは別に、550万円まで預け入れられます。
会社の財形制度を利用している人は、この別枠も含めて資産配分を考えるとよいでしょう。
こんな人におすすめ
●ゆうちょ銀行が向いている人
転勤や引っ越しが多く、全国どこでも同じ条件で使いたい人。
窓口で相談しながら手続きしたい人。
年金の受け取りなど、既にゆうちょの口座を持っている家族がいる人には特に相性がいいでしょう。
現金でのやり取りが多い自営業・個人事業主にとっても、近くの郵便局で完結する手軽さは大きなメリットです。
●楽天銀行が向いている人
楽天カードや楽天市場をよく利用する人。口座開設から普段の手続きまで、スマホだけで完結させたい人。
投資と預金をまとめて管理したい人にも向いています。
楽天銀行は預金口座数が1,800万口座を突破しており、ネット銀行としての実績・利用者数の多さも安心材料の1つです。
まとめ
この記事のまとめ
- 普通預金金利はゆうちょ銀行が年0.4%、楽天銀行は条件達成で最大年0.74%
- 振込・ATM手数料は楽天銀行のハッピープログラムを活用すると無料回数が増える
- 店舗・ATM網は全国約24,000拠点のゆうちょ銀行が圧倒的に広い
- 楽天銀行はスマホで手続きが完結するネット銀行
- 預入上限はゆうちょ銀行のみ最大2,600万円で、ペイオフの保護額はどちらも共通
どちらにしようか迷って先延ばしにするより、まず1つ開設しておく方が家計管理はスムーズです。
口座開設に手数料はかからないので、普段の生活圏や受け取りたい優遇に合わせて、使いやすそうな方から始めてみてください。
楽天銀行の金利をさらに引き上げる具体的な設定方法は楽天銀行の金利を上げる方法【マネーブリッジ設定ガイド】、預金保険の仕組みをもっと詳しく知りたい方はペイオフとは?預金1,000万円の保護ルールと分散預金戦略もあわせてご覧ください。


