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積立定期預金とつみたて投資、どっちで貯める?金利・リスク・税金で比較

貯金・貯蓄

毎月コツコツ貯める方法の定番、積立定期預金とつみたて投資。

「元本が減らない方がいいけれど、増えないのも不安」と迷う方も多いはずです。

数年以内に使うお金と、10年以上先のお金とでは、向く方法が分かれます。

金利と試算、リスクの違いを整理しました。

積立定期預金とつみたて投資の違い

まずは、2つの違いを表にまとめました。

項目 積立定期預金 つみたて投資
元本 確保される(預金保険の対象) 元本の保証はなく、元本割れの可能性がある
増え方 金利は1年で0.5%、5年で1.0%(2026年10月) 運用成績で変わる
税金 利息に20.315%が課税される つみたて投資枠なら、運用益が非課税
積立の最低額 銀行ごとに異なる(1,000円〜が多い) 100円から(楽天証券)

安全性は積立定期預金、増える余地はつみたて投資が上回ります。

税金の面では、つみたて投資枠の運用益が非課税なのも大きな違いです。

積立定期預金の金利と取扱い

●スーパー定期の金利

スーパー定期(300万円未満)の金利は、大手3行と楽天銀行で同じ水準です。

1か月〜1年が0.500%、2年が0.650%、3年が0.800%となっています。

5年が1.000%、10年が1.250%で、いずれも税引前の年率です。

●積立の各回に適用される金利

積立の各回には、預入時点の定期預金の金利が適用されます。

金利は2026年10月時点の数字で、今後変わる点に注意。

●預金保険の対象

積立定期預金は預金保険の対象で、1つの金融機関・1人あたり、元本1,000万円と利息までが保護されます。

●三菱UFJ銀行

自動つみたて定期預金があります。

つみたての都度、期日指定定期預金やスーパー定期(1年・2年)として預けられ、自動で継続されます。

自動振替は、1万円以上です。

●三井住友銀行

SMBC積立定期預金《りぼん》で、1,000円以上1円単位で積み立てられます。

総合口座とセットにする場合は、1万円以上です。

●みずほ銀行

月1,000円から、1,000円単位で積み立てられます。

預入時の金利が、満期日まで固定されます。

この商品の申込みは、店舗が前提です。

●ゆうちょ銀行

「積立定期預金」という名前の商品はなく、近い商品は「自動積立定期貯金」です。

1,000円以上1,000円単位で、預入期間は3か月から10年です。

別の商品として、自動積立定額貯金もあります。

●楽天銀行

定期預金の積立購入で、毎月1,000円から1円単位で設定できます。

預入時の金利で満期まで固定され、増額する月も決められます。

●取扱いのない銀行

auじぶん銀行・PayPay銀行・SBI新生銀行は、円の積立定期預金の取扱いがありません。

月3万円を積み立てた場合の試算

月3万円を積み立てた場合の資産額を、表にまとめました。

積立定期預金は利息の税金を引いた後、つみたて投資は非課税で、年率は費用を引いた後の仮定です。

運用の仮定 10年後(掛金360万円) 20年後(掛金720万円)
積立定期預金(年0.5%) 約367万3,000円(約7万3,000円増) 約749万6,000円(約29万6,000円増)
積立定期預金(年1.0%) 約374万9,000円(約14万9,000円増) 約780万8,000円(約60万8,000円増)
つみたて投資(年3%) 約420万3,000円(約60万3,000円増) 約987万4,000円(約267万4,000円増)
つみたて投資(年5%) 約467万8,000円(約107万8,000円増) 約1,238万2,000円(約518万2,000円増)

積立定期預金は、10年後も20年後も、掛金の累計を下回りません。

つみたて投資の年率は仮定の数字で、将来の運用成績を約束するものではありません。

●物価が上がると、預金は目減りしやすい

2026年8月の消費者物価は、前年同月より1.9%上がっています。

仮に年1.9%の上昇が10年続くと、今の360万円と同じ購買力には、約434万円が必要です。

年0.5%の積立定期預金は、10年後も約367万円で、物価の上昇に追い付きません。

つみたて投資の制度とリスク

●つみたて投資枠の基本

年間の投資枠は、120万円です。

非課税で保有できる総枠は1,800万円で、期間は無期限です。

●売却したときの枠の扱い

売却すると、翌年以降に購入時の金額分の枠が復活します。

同じ年のうちは、売却しても枠は戻りません。

●対象商品と信託報酬

対象の商品は、国の基準を満たした372本(2026年10月8日時点)です。

信託報酬の平均は、国内の指数投信が0.27%、海外を含む指数投信が0.34%です。

●元本割れのリスク

投資信託には、元本の保証がありません。

基準価額は、価格変動や為替変動、金利の変動などで上下します。

毎月同じ額を買う積立は、高いときにだけ買ってしまう事態を避けやすい方法です。

ただし、価格が下がり続ける局面では、損失が出る場合もあります。

●過去のデータで見る積立の結果

公的な資料では、1989年以降に毎月同額を国内外の株式・債券へ積み立てた場合の試算が示されています。

保有期間が5年だと、100万円が74万〜176万円になり、元本割れのケースがあります。

●20年保有した場合と注意点

保有期間が20年だと、186万〜331万円で、1989年以降のデータでは元本割れがありません。

年間収益率をもとにした試算で、実際の積立の最終残高そのものではありません。

あくまで過去の試算で、将来を保証するものではありません。

お金を使う時期で選ぶ

●数年以内に使うお金

結婚資金や車の購入など、使う時期が近いお金は、元本が減りにくい積立定期預金が向いています。

値動きがなく、預金保険の対象で、満期まで預ければ使う時期に元本が減る心配がないためです。

ただし、預入期間は、使う時期に満期が合うように選んでおくと安心です。

●満期前の引き出しは、利息が下がる

積立定期預金は、満期まで預けておくことが前提の商品です。

満期前でも中途解約はできますが、利息は約定の金利ではなく、中途解約利率で計算されます。

楽天銀行の場合、中途解約利率は約定利率の5〜25%で、利息はほとんどつきません。

また、楽天銀行では、一部だけの解約はできません。

●10年以上先に使うお金

老後資金など、使う時期が遠いお金は、つみたて投資が候補になります。

期間が長いほど値動きを均しやすく、運用益も非課税になるためです。

●両方を使い分ける方法

生活費の数か月分は預金、余裕のある分はつみたて投資、と分ける方法もあります。

どちらか1つに決めなくても、目的ごとに口座を分けて使えます。

この記事のまとめ

  • 積立定期預金は元本が確保され預金保険の対象で、金利は1年0.5%・5年1.0%(2026年10月)
  • つみたて投資は元本割れの可能性があるが、運用益は非課税で年120万円まで
  • 月3万円を10年積み立てると、年0.5%の預金は約367万円、年3%の仮定の投資は約420万円
  • 物価が年1.9%上がり続けると、年0.5%の預金では購買力が目減りする
  • 数年以内に使うお金は預金、10年以上先のお金は投資という分け方が目安

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