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個人向け国債と定期預金、元本保証で確実に増やすならどっち

貯金・貯蓄

元本保証で堅実に増やせる、個人向け国債と定期預金。

「結局どっちが得なの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、金利の高さなら個人向け国債、預け入れのシンプルさなら定期預金に分があります。

仕組みの違いから見ていきます。

個人向け国債と定期預金の仕組みの違い

どちらも元本保証の商品ですが、お金を託す先と金利の決まり方が違います。

項目 個人向け国債 定期預金
お金の預け先 国(財務省) 銀行
元本保証の仕組み 国が発行体(実質的に破綻リスクなし) 預金保険制度で1,000万円まで
金利タイプ 変動10年・固定5年・固定3年から選択 預入期間ごとに固定
最低金利保証 年0.05% なし

個人向け国債は国にお金を貸す形になるので、1,000万円を超えても元本保証が続く点が定期預金との大きな違いです。

最低でも年0.05%の金利が保証されているので、金利が下がっても大きく目減りする心配はありません。

購入単位も定期預金より柔軟です。

個人向け国債は1万円から1万円単位で購入でき、まとまった資金がなくても始められます。

金利水準を比較

金利は毎月見直されますが、直近の水準を見てみます。

商品 金利タイプ 直近の水準
個人向け国債・変動10年 半年ごとに変動 年1.95%前後
個人向け国債・固定5年 満期まで固定 年2.24%前後
ネット銀行の定期預金 預入期間ごとに固定 年1.5〜1.7%程度

2024年からの利上げを背景に、どちらも金利水準は大きく上がりました。

現時点では、個人向け国債の固定5年がもっとも高い水準にあります。

●具体的な利息で比較

たとえば100万円を1年間預けた場合、固定5年の個人向け国債では税引き後で1万7,000円ほどの利息が見込めます。

ネット銀行の定期預金では、同じ条件でも1万2,000円前後にとどまる計算です。

金利は毎月の発行・キャンペーンごとに変わるため、購入・預け入れの直前に最新の数字を確認してみてください。

特にネット銀行の定期預金は、新規口座開設限定の優遇金利が出ることも多く、条件のチェックが欠かせません。

表にはありませんが、固定3年も年1.96%前後と固定5年に近い水準まで上がっています。

償還までの期間を短くしたい方は、固定3年も合わせて検討する価値があります。

中途換金・解約のルールの違い

●個人向け国債は発行から1年経過が条件

個人向け国債は、発行から1年が経つまでは原則として中途換金できません。

1年を過ぎればいつでも換金できますが、直近2回分の利子相当額に近い金額が差し引かれる「中途換金調整額」がかかります。

受け取った利子の範囲内で差し引かれる仕組みなので、元本そのものが割れることはありません。

ただし、早期に換金すると増えたはずの利子の一部を手放すことになります。

●調整額の具体例

たとえば固定5年を100万円分保有し、直近2回分の利子が合計1万円だった場合、調整額はその約8割にあたる金額です。

差し引かれても手元の100万円自体は減らない仕組みになっています。

●定期預金は中途解約すると金利が下がる

定期預金も満期前に解約できますが、その場合は当初の約定金利ではなく、預け入れ期間に応じた低い「中途解約金利」が適用されます。

多くの銀行で普通預金並みの金利まで下がるため、実質的には増えた分のほとんどを失う形になります。

元本自体は保証されているので、こちらも大きな損失にはつながりません。

どっちが向いているか

●個人向け国債が向いている人

1,000万円を超える資産を元本保証で運用したい方や、少しでも高い金利を確保したい方には個人向け国債が向いています。

1年程度は動かさなくても困らない資金であれば、金利の高さをそのまま活かせます。

銀行預金だけで資産を保有している方にとっては、預け先を分散させる意味でも選択肢になります。

●定期預金が向いている人

1年以内に使う予定がある資金や、手続きのシンプルさを優先したい方には定期預金が向いています。

ネット銀行なら口座開設からアプリ操作だけで完結するため、初めての方でも迷いにくい仕組みです。

満期を迎えるたびに自動継続の設定を選べる銀行も多く、手続きの手間もほとんどかかりません。

●金利の変動リスクに備えたい人

今後さらに金利が上がるかもしれないと考えている方には、個人向け国債の変動10年が向いています。

半年ごとに金利が見直される仕組みなので、市場金利の上昇分をそのまま受け取れます。

反対に金利が下がった場合も、0.05%の最低保証があるため、大きく目減りする心配はありません。

個人向け国債はどこで買えるか

個人向け国債は、銀行の窓口だけでなく証券会社からもオンラインで購入手続きができます。

毎月の募集ごとに楽天証券でも購入できるので、気になる方は試してみてください。

この記事のまとめ

  • 個人向け国債は国が発行体のため、1,000万円を超えても元本保証が続く
  • 直近の金利水準は個人向け国債の固定5年がもっとも高く、年2.24%前後
  • 個人向け国債は発行から1年経つまで原則として中途換金できない
  • 定期預金は中途解約すると、当初の金利より低い中途解約金利が適用される
  • 1年以内に使う予定がない資金は個人向け国債、シンプルさ重視なら定期預金が向いている

金利が高いうちに動くか、様子を見るかで結果は変わってきます。

まずは今ある資金のうち、1年以上動かさない分がいくらあるかを整理してみてください。

まとまった資金の置き場所に迷っている方は生活防衛資金はいくら必要?も合わせてご覧ください。

預金保険制度の仕組みをもっと詳しく知りたい方はペイオフとは?預金1000万円の保護ルールと分散預金戦略も参考になります。

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