月額が似たように見える、ドコモ光・auひかり・ソフトバンク光・NURO光。
「結局どれが安いの?」と、料金表を見比べるうちに分からなくなる方も多いのではないでしょうか。
ネットの基本料金は4社とも近い水準なので、決め手になるのはスマホとのセット割です。
セット割を差し引いた実質月額と、工事費・エリアの注意点を整理しました。
まずは今のスマホから選ぶ
月額が近い光回線では、スマホのセット割で選ぶのが近道です。
| 使っているスマホ | 選びやすい光回線 | セット割の名称 |
|---|---|---|
| ドコモ | ドコモ光 | ドコモ光セット割 |
| au・UQモバイル | auひかり | auスマートバリュー(UQモバイルは自宅セット割) |
| ソフトバンク・ワイモバイル | ソフトバンク光・NURO光 | おうち割 光セット |
| ドコモのahamo | ドコモ光 | セット割の対象外 |
セット割の対象になるのは、各社が指定するスマホ回線に限られます。
家族のスマホがバラバラな場合は、回線数の多いキャリアに合わせると割引を大きく取れます。
対象外の場合は、月額・工事費・エリアの比較が中心です。
4社の月額と契約条件を比べる
2026年10月時点の公式情報から、戸建ての条件を並べました。
| 項目 | ドコモ光 | auひかり | ソフトバンク光 | NURO光 |
|---|---|---|---|---|
| 速度のプラン | 1ギガ・10ギガ | 1ギガ・10ギガ | 1ギガ・10ギガ | 2.5ギガ・10ギガ |
| 月額 | 5,720円(1ギガ) | 5,720円+ルーター858円(1ギガ) | 5,720円(1ギガ) | 5,170円+機器550円(2.5ギガ) |
| 契約期間 | 2年 | 2年 | 2年(自動更新) | 36か月 |
| 解約金 | 5,500円 | 3,102円 | 5,720円(月額相当) | 3,643円 |
最大速度は技術規格上の理論値で、実際の速さは住環境によって変わります。
ネットの基本料金は、4社とも5,000円台で横並び。
ただし、料金に含まれる内容は同じではありません。
●auひかり
2026年10月時点で、新しい「auひかりプラス」と従来のホームが併存しています。
表は、「auひかりプラス」のホーム1ギガのネット料金です。
ほかに、ルーターのレンタル料(858円)が必ずかかり、セット割の利用にはWi-Fiパック(770円)も加わります。
●NURO光
表は、2.5ギガのプランの金額です。
ネット料金が5,170円、機器(Wi-Fiルーター)の料金が550円かかります。
●ソフトバンク光
表の5,720円は、2026年12月の改定前の金額です。
2026年12月から月額が330円上がり、6,050円になる予定です。
セット割で実質月額はいくらになる?
まずは、スマホのセット割の条件を整理します。
| 光回線 | 1回線あたりの割引 | 条件・注意点 |
|---|---|---|
| ドコモ光 | 最大1,210円(eximo・irumo3GB以上は1,100円) | ahamoとirumo0.5GBは対象外 |
| auひかり | 最大1,100円 | ネットと電話のセット加入が必要。auとUQで最大10回線(UQのコミコミプランは対象外) |
| ソフトバンク光 | 主要プランで1,100円 | 指定オプション(550円〜)が必要。最大10回線 |
| NURO光 | ソフトバンク系のおうち割 光セットが利用可 | NURO光 でんわの契約が必要。最大10回線 |
割引額は、携帯側のプランごとに異なる点に注意です。
対象プランかどうかは、申込前に公式ページで確認してみてください。
●割引後の実質月額を試算
ここからは、割引額を1回線あたり1,100円として、戸建ての実質月額を計算します。
家族のスマホがすべて対象プランの場合の目安で、ソフトバンク光は2026年12月の改定前の料金です。
| 光回線 | ネットの月額 | 必要な追加料金 | 実質(スマホ1回線) | 実質(スマホ3回線) |
|---|---|---|---|---|
| ドコモ光 | 5,720円 | なし | 4,620円 | 2,420円 |
| auひかり | 5,720円 | ルーター858円+Wi-Fiパック770円 | 6,248円 | 4,048円 |
| ソフトバンク光 | 5,720円 | 指定オプション550円〜 | 5,170円〜 | 2,970円〜 |
スマホが3回線なら、ネット料金の約6割にあたる3,300円が毎月割り引かれる計算です。
スマホが1回線だと割引は小さく、ネット料金そのものの安さが効いてきます。
NURO光は、NURO光 でんわ(月額550円)が別途必要なため、この表には含めていません。
工事費と解約金の注意点
●工事費の「実質無料」には条件がある
各社とも、工事費を分割払いにして、同額を割引で補う形が中心です。
| 光回線 | 工事費の定価 | 実質無料の仕組み | 分割中に解約すると |
|---|---|---|---|
| ドコモ光 | 28,600円 | dポイントを24回に分けて進呈 | 翌月に残りを一括請求 |
| auひかり | 39,600円(24回払い) | ネット料金を最大24か月割引 | 残額を一括請求。割引も終了 |
| ソフトバンク光 | 47,520円(24回払い) | 工事費割引キャンペーンで補う | 残金を請求。割引の条件は公式で確認 |
| NURO光 | 55,000円(36回払い) | 同額を割引して実質無料 | 残りを請求。引っ越しでも発生 |
つまり、実質無料でも、早めに解約すると工事費の残りが請求されます。
引っ越しの予定がある方は、契約期間との兼ね合いを先に確認しておくと安心です。
●乗り換え時は開通まで今の回線を残す
乗り換えの場合は、新しい回線が開通するまで、今の回線を解約しないのが基本です。
解約金や工事費の残りに加えて、開通までの期間の二重払いも想定しておきたいところです。
エリアと開通までの期間
提供エリアと開通までの期間は、会社ごとに差があります。
エリア内でも、住所ごとに提供できるかどうかは別の話。
マンションの場合は、建物に対応設備があるかどうかも条件です。
開通までの期間は、繁忙期や地域でも変わります。
今すぐ回線が必要なら、開通の早さも選ぶ基準の1つです。
●ドコモ光
フレッツ光回線やケーブルテレビの設備を使って提供されています。
提供エリアは一部に限られます。
開通までは、1ギガで2週間〜1か月が目安です。
●auひかり
従来のホーム1ギガは、大阪・京都・兵庫・愛知・静岡などが提供エリア外です。
「auひかりプラス」のホーム1ギガは、提供エリアが全国とされています。
開通までは、戸建てが1〜2か月、マンションが約2週間です。
●ソフトバンク光
開通までは、最短で約6営業日、長くて1〜2か月です。
●NURO光
提供エリアは、北海道・関東・東海・関西など、一部の都道府県が中心となります。
集合住宅が40戸以上かどうかでプランが分かれ、39戸以下は戸建てと同じプランになります。
開通までの工事は宅内と屋外の2回あり、戸建てで1〜2か月程度です。
中国・東北エリアは、さらに1〜2か月かかる場合があります。
まとめ
この記事のまとめ
- ネットの基本料金は4社とも5,000円台で並び、決め手はスマホのセット割
- ドコモ・au・ソフトバンクは、それぞれ自社系の光回線でセット割が使える
- スマホ3回線でセット割を使うと、表の3社ではドコモ光が実質2,420円で最安
- 工事費の実質無料は、早期解約で残りが請求される
- NURO光は提供エリアが限られ、開通まで1〜2か月ほどかかる
光回線は、月額の安さより、スマホ込みの実質月額で見ると選びやすくなります。
まずは、お使いのスマホの公式ページで、セット割の対象プランを確認してみてください。
光回線を引かずに使える選択肢は、ホームWi-Fi比較4選も参考になります。
通信費以外の見直しも進めたい方は固定費削減の完全ガイドも合わせてご覧ください。


