2026年5月23日 更新(2026年4月14日 公開)
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火災保険や自動車保険は、一度加入したまま見直していない方が多いのではないでしょうか。
補償内容を見直すだけで、保険料を年間数千〜数万円節約できるケースがあります。
見直しのコツは、不要な補償を外すこと・条件を設定すること・複数社で比べることの3つです。
これらを押さえれば、必要な備えは残したまま保険料だけを下げられます。
火災保険の補償内容
火災保険は「火災」だけでなく、さまざまな災害・事故をカバーしています。
| 補償内容 | 具体例 |
|---|---|
| 火災 | 火事で建物が焼けた |
| 落雷・破裂・爆発 | 落雷でテレビが壊れた、ガス爆発 |
| 風災 | 台風で屋根が飛んだ |
| 雪災 | 大雪で雨どいが壊れた |
| 水災 | 洪水で床上浸水した |
| 盗難 | 泥棒に入られた、窓ガラスを割られた |
補償の範囲が広いほど保険料は高くなります。すべての補償が自分に必要かどうかを確認しましょう。
火災保険の見直しポイント
●不要な補償を外す
マンション高層階なら水災補償を検討する
水災補償は洪水による床上浸水などをカバーしますが、マンションの高層階では浸水リスクが低いため、外すことで保険料を抑えられる場合があります。立地のハザードマップを確認して判断しましょう。
●免責金額を設定する
免責金額(自己負担額)を設定すると保険料が安くなる
小さな損害は自己負担にして、大きな損害だけ保険でカバーする考え方です。免責金額を高く設定するほど保険料は安くなりますが、事故時の自己負担が増えます。
●長期契約を活用する
2年〜5年の長期契約で保険料が割安になる
長期契約には長期係数が適用され、1年ごとに更新するよりも保険料の総額が安くなります。
●建物の構造・築年数による割引を確認する
建物の構造や築年数で火災保険料は変わる
マンションなどの耐火構造か木造かといった建物の構造や、築年数によって保険料が決まります。築浅割引・Web申込割引・ホームセキュリティ割引などを用意する会社もあるため、見積もり時に該当する割引がないか確認しましょう。
地震保険の仕組み
地震による損害は火災保険では補償されません。地震保険は火災保険に付帯する形で加入します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 加入方法 | 火災保険に付帯(火災保険への加入が前提) |
| 保険金額 | 火災保険の30〜50%の範囲 |
| 上限額 | 建物5,000万円、家財1,000万円 |
| 割引制度 | 耐震等級割引など最大50% |
地震保険は、地震を原因とする火災・倒壊・津波による損害を補償します。
火災保険だけでは地震による火災は補償されないため、地震リスクが高い地域にお住まいの方は加入を検討しましょう。
地震保険は国が関与する公的な制度のため、どの保険会社で入っても補償内容と保険料は同じです。
比較するより、火災保険とセットでどの割引(耐震等級割引など)を使えるかを確認するのがポイントです。
地震保険の割引は、免震建築物割引・耐震等級割引・耐震診断割引・建築年割引の4種類で、割引率は10〜50%です(複数の併用はできません)。
自分の住まいがどれに該当するか、加入時に保険会社へ確認しておきましょう。
自動車保険の仕組み
自動車保険には「自賠責保険(強制)」と「任意保険」の2種類があります。
| 種類 | 加入 | 補償範囲 |
|---|---|---|
| 自賠責保険 | 義務(全車必須) | 他人への人身事故のみ(死亡3,000万円まで) |
| 任意保険 | 任意 | 対人・対物・車両・自分のケガなど幅広く |
自賠責保険だけでは、相手の車や自分のケガは補償されません。任意保険への加入が重要です。
●任意保険の主な補償
| 補償 | 内容 |
|---|---|
| 対人賠償 | 相手を死傷させた場合の賠償 |
| 対物賠償 | 相手の車や財産を損傷した場合の賠償 |
| 人身傷害 | 自分や同乗者のケガの治療費 |
| 車両保険 | 自分の車の修理費 |
このうち対人賠償と対物賠償は、相手への賠償が高額になりやすいため、どちらも金額を無制限に設定しておくのが基本です。
保険料が大きく変わるのは、自分の車を直す車両保険を付けるかどうかです。
自動車保険の見直しポイント
●車両保険を見直す
車の年式が古い場合は車両保険を外す選択肢もある
車両保険は保険料の中でも大きな割合を占めます。車の時価が低い場合は、修理費より保険料の方が高くなることがあるため、外すことで大幅に保険料を節約できます。
●運転者限定・年齢条件を設定する
運転する人を限定すると保険料が下がる
「本人限定」「夫婦限定」「家族限定」など、運転者を限定することで保険料が割引されます。年齢条件も「26歳以上」「30歳以上」などに設定すると安くなります。
●免責金額を設定する
車両保険に免責金額を設定する
「1回目0円・2回目以降10万円」のように免責金額を設定すると、保険料を抑えられます。小さな傷は自費で直すと割り切れば、車両保険のコストを下げられます。
●ダイレクト型を検討する
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| 代理店型 | 対面で相談でき、きめ細かいサポートが受けられる |
| ダイレクト型 | ネットで直接加入。保険料が割安 |
自分で補償内容を選べる方はダイレクト型にすることで保険料を抑えられます。
保険を見直すタイミングと進め方
保険は一度入ると放置しがちですが、次のようなタイミングで見直すと、ムダな保険料を減らせます。
●ライフイベントのとき
結婚・出産・住宅の購入・車の買い替えなど、生活が変わるタイミングは必要な補償も変わります。家族構成や資産に合わせて補償を調整しましょう。
●契約の更新時に必ず確認する
更新の案内が来たら、惰性で更新せず補償内容と保険料を見直す習慣をつけましょう。数年ごとに保険料の相場も変わっています。
●複数社で見積もりを比較する
同じ補償でも、保険会社によって保険料は大きく異なります。とくに自動車保険は一括見積もりで複数社を比べると、年間で数千〜数万円安くなることがあります。
ネットの一括見積もりサイトを使えば、一度の入力で複数社の見積もりをまとめて取り寄せられるので、手間をかけずに最安の会社を見つけられます。
見直しで失敗しないための注意点
保険料を下げることばかりに気を取られると、いざというときに困ることもあります。次の点に注意しましょう。
●補償の重複をなくす
自動車保険の人身傷害と医療保険、火災保険の家財補償とクレジットカードの付帯保険など、補償が重なっていることがあります。
重複を整理すれば、補償は減らさずに保険料だけを下げられます。
●安さだけで選ばない
保険料の安さだけで選ぶと、必要な補償が不足していたり、事故対応のサポートが手薄だったりすることがあります。補償内容とサポート体制もあわせて確認しましょう。
●必要な補償まで削らない
保険は「めったに起きないが、起きると大きな損害になること」に備えるものです。
対人・対物賠償や、地震リスクの高い地域の地震保険など、外すと困る補償は残しておきましょう。
まとめ
火災保険・自動車保険は、補償内容と条件を見直すだけで保険料を節約できます。
この記事のまとめ
- 火災保険:不要な補償を外す・免責金額の設定・長期契約で節約
- 地震保険:火災保険に付帯して加入。地震による火災は火災保険だけではカバーされない
- 自動車保険:車両保険の見直し・運転者限定・年齢条件で節約
- ダイレクト型は保険料が割安。自分で選べる方におすすめ
- 地震保険は耐震等級などの割引で最大50%安くなる
保険は、見直すだけで補償を減らさずに固定費を下げられる数少ない項目です。
まずは手元の保険証券を取り出して、いまの補償内容と保険料を確認することから始めてみてください。


